2017-11

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アミティーザカプセル勉強会

2013/2の記事より一部修正し、本日再びアミティーザの勉強会をしたので、その覚書として。

◆便秘の疫学
・若い世代は男性<女性だが、50歳以上では男性の比率も増加し、80歳以上ではほぼ男女差ナシ。全体に約1割が便秘と言われる。

◆下剤全般について
・下剤は大腸刺激薬が多い。
大腸刺激薬のメリットは即効性があり効果が強いこと。デメリットとしては長期投与により耐性が生じ、弛緩性便秘を誘発すること。
・日本ではカマ(酸化マグネシウム)が塩類下剤として使用されるが、海外で適応が無くはほとんど使用されない。
カマのメリットとしては、習慣性が無いこと。デメリットは電解質異常が起こることがあるため、不整脈、腎機能低下のPtには慎重投与であること(このデメリット故に海外では嫌煙されているのだそう)。

◆アミティーザカプセル(クロライドチャネルアクチベーター)

・薬価収載:2012年11月(2013年12月に処方日数制限解除)
・一般名:ルビプロストン
・禁忌:腸閉塞、妊婦(非臨床試験で胎児喪失)
・効能効果:慢性便秘症(慢性がつくのは現在アミティーザのみ)
・用法用量:1回24μgを1日2回朝夕食後 重度の肝機能、腎機能障害Ptの場合は減量対象 
1日1回服用の場合は、食事量の多い方に合わせると良い。

・主な副作用:5%以上 下痢、悪心、腹痛などの胃腸障害
 ←理由:小腸に水分分泌されることで、胃の幽門が閉まることによる小腸内圧の上昇。
      加えて、胃内ムチン上昇による胃内圧上昇による。
 悪心を緩和するために食後(特に食直後の服用がお勧め)投与。
・副作用防止:食直後の投与によりアミティーザの血中濃度上昇を緩やかにする。
       ガスモチン、ガナトンなどの消化管運動賦活薬を併用する(1週間~断続的に)

・授乳婦:授乳中の場合、本剤投与中は授乳を避ける(米ではこちらの禁忌なし)
・食事の影響:なし

・臨床成績
 ・第3相プラセボ対照二重盲検比較試験
  初回投与開始24時間以内に自発排便:60約%
  初回排便までの時間の中央値:13.1時間

以下、参考Hpより
http://jinjinjin0105.at.webry.info/201210/article_15.html
◆特徴
・最短で20分、最長で6日目で効果発現。
まずは1週間様子見で。平均約24時間で効果発現する。

・新しい作用機序
 小腸壁のClC-2クロライドチャネルを活性化し、腸管内への水分分泌を促進し、便を軟らかくする新しい作用機序。小腸で水分を引き込んで柔らかくし、余分な水分、電解質は大腸で再吸収されるので、電解質異常を起こしにくい。
 
・エビデンスグレード、推奨グレードは1-A(3段階で最高)。このほかに1-Aを持つのはポリエチレングリコール(日本には無い)のみ。ちなみにセンノシドはⅢ-C。

・便の硬さも改善する。長期使用可能。

・海外ではオピオイドによる薬剤性便秘にも適応がある。

・その他の特徴
 軟カプセル、中は液状、分包はオススメはしないとのこと
 約30年ぶり、正確には1980年のラキソベロン以来32年ぶりの便秘改善薬

・製造販売:アボットジャパン
・薬価:161.1円

◆アミティーザを半年(42か月)間、1日2回で使用した場合の薬剤料
・161.1円/1C×2C/日×7日/週×4週/1ヵ月×6ヶ月/半年=54129.6円/半年
 という事で、3割負担なら、16000円程度、1割負担なら5500円程度。
・ちなみにアローゼン顆粒1日1gの場合は。
 概算だが、8円/gより約20分の1の値段で3割負担で800円程度、1割負担なら300円程度。うーん…。疫学から便秘の多くを占めるのは60歳以上の人だし、負担を考えたらどっちが良いんだろうか。組み合わせとかも使えそうだけど。

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