2017-11

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フェントス勉強会

本日はフェントスの勉強会があったので、簡単に覚書として。

フェントスは癌性疼痛に用いられる医療用麻薬(オピオイド)であったが、2014年6月に新たに慢性疼痛における鎮痛にも適応となったとのこと。

◆フェントスについての概要
一般名はフェンタニルで、中等度から高度の疼痛を伴う各種癌や中等度から高度の慢性疼痛に用いられる。
使用にあたっては他のオピオイド鎮痛剤から切り替えての使用となる。

◆フェントスの特徴
・1日1回張り替え型製剤 同じフェンタニル製剤であるデュロテップは72時間毎に張り替える
・貼付後、3~5日で血中濃度が安定する。
・貼付部の確認がしやすいように白色の支持体を用いている
・支持体に直接ボールペンで記入可能
・規格が1、2、4、6、8mgと整数で分かりやすい

◆適正使用管理体制について
フェントスを慢性疼痛で使用する場合、薬局で調剤にあたっては「確認書」を確認する必要がある。
癌性疼痛に使用する場合は医師の講習受講や確認書は不要である。

しかし何故慢性疼痛では確認書が必要で、癌性疼痛では不要なのだろうか。
癌性疼痛の場合は麻薬処方せんに則った調剤となり、確認書ではなく麻薬施用者免許証番号の確認その他が必要となる。
慢性疼痛でも麻薬処方せんの形式に則っているし、資料によるとe-learningの受講対象は麻薬施用者の資格を持つ医師に限定されているとのこと。麻薬処方せんに加えて確認書というひと手間かける意味がちょっと良く分からない。
先輩Phに聞いてみようかな…?

まぁ、そんなことはさておいて。

◆フェントスとモルヒネの比較試験より
フェンタニル経皮吸収製剤(3日貼付型とあったが、これってデュロテップのこと?)及びモルヒネの強オピオイド製剤で疼痛コントロールが安定しているPtを対象に、フェントステープへの切り替えでどの程度安定した疼痛コントロールが維持できるかという試験を行った。
その結果、全体として、疼痛コントロールの達成率は約90%であり、他のオピオイドからの切り替え後も安定した疼痛コントロールが期待できることが分かった。

◆癌性疼痛と慢性疼痛での副作用
基本的には副作用の内容はほとんど変わらず、傾眠、悪心・嘔吐、便秘が代表的な副作用であった。

◆切り替え時の注意
・基本は換算表に従った切り替えを行う。
・トラマール、トラムセットなどの弱オピオイドからの切り替えについては臨床使用経験が無いため、切り替え前のこれらの薬剤の使用量に関わらず最小用量のフェントス1mgから投与を開始することが勧められる。
・ノルスパンテープ(ブプレノルフィン(マル向であり麻薬ではない))からの切り替えの場合、剥離後24時間以上の間隔を空けて使用する。

ちないにノルスパン(ブプレノルフィン)はμオピオイド受容体に対してはアゴニストとして作用し、κオピオイド受容体にはアンタゴニストとして働く拮抗性鎮痛薬である。

・デュロテップパッチからの切り替えの場合は剥離直後にフェントスを貼付する。

◆その他
・増量は少なくとも2日開けて行う。
・慢性疼痛時の調剤では確認書の確認が必要だが、確認書が無い場合はe-ラーニング受講済みの確認が出来れば調剤可能である。

以上。

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