2017-11

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帯状疱疹とファムビル勉強会(軽め)

今日はオペレーション。
オペレーションの日は比較的投薬枚数が少なめなので、早めに薬歴を書き終えることも多い。

しかし、最近はロボピックの充填作業なるものがあり薬歴書きもついつい後手に回るのであった(薬歴書き終えてからロボピックの充填は『気が利かない』と思われそうで怖すぎて出来ないし…)。

そんな訳で、市開催の勉強会も途中参加になってしまった。

本日はマルホプレゼンツの帯状疱疹の薬物治療に関する勉強会であった。
医師が来るのかと思いきや、内容はマルホの社員による自社製品であるファムビルのプレゼンのようなものだった。

以下、その内容について印象に残ったこと。

・帯状疱疹の治療は発症早期(5病日以内)に抗ウイルス薬を開始することが重要。

・PHNとはPost Herpetic Neuralgiaの略で帯状疱疹後神経痛のことで、世界疼痛学会によると「急性帯状疱疹後の皮膚分節の皮膚の変化を伴った慢性の疼痛」という定義がされている。
帯状疱疹発症後、少なくとも3か月以上経過した疼痛を指す。

・急性期痛は皮膚や神経の炎症によるものだが、PHNは神経の損傷によるものであり、ペインクリニックなどでの専門的な治療が必要となる場合がある。

・抗ウイルス薬は多めの水で服用し、十分な水分を補給するようにする。

・帯状疱疹の治療の基本は抗ウイルス薬の内服だが、軽症の場合、或いは内服薬が使用できないケースでは外用のみのこともある。重症例では点滴も使用される。

・ファムビルの特徴はバイオアベイラビリティ(生物学的利用率)が類薬の中で最も高い77%である。2013年2月には単純疱疹に対する適応も取得した。

・帯状疱疹の治療で重要なのは帯状疱疹ウイルス感染細胞に有効成分がとどまる時間である。ファムビルの活性代謝物であるペンシクロビルは約9時間感染細胞にとどまり効果を発揮する(感染細胞内での半減期が約9時間)。

・帯状疱疹では抗ウイルス薬のほかに疼痛コントロール目的で、Nsaidsが併用されることがある。しかし、NsaidsはPG産生を阻害して、腎血流量や糸球体濾過率を低下させる。抗ウイルス薬と併用することで、ファムビルの排泄を遅らせることがあるらしい。よって、疼痛コントロール目的の鎮痛薬として第一選択はカロナール(アセトアミノフェン)である。

・ファムシクロビルとバラシクロビルについて臨床試験を行った結果、ファムシクロビル単独でも8割程度は疼痛コントロール可能であったことが示された(バラシクロビルはもう少し割合低めだったようだ)。また、ファムシクロビル服用開始して、3、4日後には疼痛が改善効果が見られたとのこと。
副作用の発現率はファムシクロビルのほうが少なかった。

・ファムビルは苦味があるため、かみ砕いての服用はNG。

・ファムビルは遮光が必要で、変色したものは使えない。

・透析患者への投与方法
①初診日が透析日の場合
 透析直後に1錠服用し、1W使用。
 帯状疱疹:原則7日間服用なので、合計3錠服用となる。
②初診日が非透析日の場合
 受診直後に1錠服用し、翌日透析直後に1錠服用し、1W使用。1Wで合計4錠服用となる。
 
・帯状疱疹時の日常生活の注意
①患部を冷やさない
②水ぶくれは破らない
③感染注意:水ぼうそうに罹患したことのない乳幼児には、水ぼうそうを発症させる可能性がある。
以上。
 

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