2017-11

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透析と活性型VD3製剤

昨今のジェネリック医薬品の名称変更の風潮を受けて、ずっと慣れ親しんできたジェネリック医薬品の名称が一般名にどんどん変わっていっている。

それとともに気づくことも多い今日この頃。

やはり無駄な(企業には申し訳ないけど)商品名よりは一般名の方が薬の分類もピンとくるし、私にとっては分かりやすい。

さて、本日はディーアルファカプセルについて。

ディーアルファは沢井製薬が製造販売元であるが、この度名称が『アルファカルシドール』に代わることとなった。

ディーアルファ、という商品名の時は「ビタミンD製剤ね」くらいな認識しかなかった。
しかし、アルファカルシドールという一般名称だと活性型VD3製剤という事がわかり、学生時代に習ったいろいろな知識が芋づる式に出て来るから不思議である。とはいえ、何となくの知識に変わりつつもあるが。

さて、透析患者に出ることも多いアルファカルシドール。

何故、透析患者に活性型VD3製剤が処方されるのかというと、腎機能がほぼ消失している透析患者の体内では活性型VDが産生出来ないからである。
そして活性型VD3が産生できなければ、腸管でのCa吸収が低下するので、骨がもろくなる。
これを腎性骨異栄養症といい、これを防ぐために活性型VD3製剤が透析患者に処方されるのだる。

しかし、高P血症のPtに使用する場合にはP吸着剤も併用する必要がある。

高P血症とは血清P>5mg/dLの状態であり、透析患者ではよく見られる。

Pは骨、歯の成分であり、ATPの材料となったりする。
また、緩衝作用をもち、浸透圧の調節を担う重要な無機質である。

しかし、過度の血清Pは低Ca血症を引き起こす。
PはCaと結合し、Caを析出(排泄)する働きがあるため、Pが多すぎると体内ではCaが低下する。

したがって、高P血症の症状≒低Ca血症による症状ともいえる。

その低Ca血症の主な症状は以下の通り。

①筋肉のけいれん、しびれ
②各種臓器の石灰化:PとCaが結合することにより析出し、臓器に沈着→動脈硬化が起こり、血圧が上がる。
など。

ということで、高リン血症は放置できない事態なのである。

活性型VD製剤はPTHの分泌レベルを改善(低下)し、骨吸収による骨脆弱化を防ぐ。
しかし、活性型VDはPの吸収を増加する作用もあるため、P吸着剤の併用も必要になってくるのである。

以上。

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